ほろ苦さがアクセント!バラエティ豊富な【菜の花】

皆さんこんにちは!連日厳しい寒さが続いており、大雪となっている地域も多く、冬も本番を迎えています。インフルエンザも大流行しているので、より一層体調管理に気を付けていきたいですね。

寒い日が続くと、春の暖かい陽気が恋しくなりませんか?
春といえば花が芽吹き、一気に鮮やかさを増す季節ですよね。今回はそんな春の季節を先取り!【菜の花】のご紹介です。

皆さんは「菜の花」と聞くと、黄色くて可愛らしい花をつける様子を思い浮かべるでしょうか。実は「菜の花」という特定の植物はなく、一般的には、アブラナ科アブラナ属すべての花のことを指します。その中でも食用の品種のひとつとして、「なばな」と呼ばれる野菜があります。(※1)

食用のなばなには、「在来種(和種)」「西洋種」の大きく2種類に分けることができ、それぞれに食用される部位が異なっています。

「在来種(和種)」は、葉が黄緑色で柔らかく、花茎・つぼみ・葉を利用する「花蕾タイプ」になります。一方で「西洋種」は、葉が厚く主に花茎と葉を利用する「茎葉タイプ」という特徴があります。(※1、2)

「在来種(和種)」である、一般的に出回っている食用なばなの一つとして「花飾り」という品種があります。この食用なばなは、千葉県で1,771トン、割合でいうと43.7%(平成30年)と出荷量が最も多く、なんと水田の裏作として秋から冬に栽培されているそうです!みなさん、知らなかった方も多いのではないでしょうか?(※3、4)

「西洋種」はイタリア発祥の「チーマ ディ ラーパ」という品種があります。イタリア語で「カブの先端」という意味だそうです。花蕾もありますが、「在来種(和種)」に比べ割合は少なく、葉と茎がメインとなります。

またその他にも、中国野菜の「紅菜苔」と「菜心」から誕生したアブラナ科の野菜である「オータムポエム」(※5)や、昔から日本で食べられている花蕾のないアブラナ科の野菜「のらぼう菜」、「折菜」なども食用のなばなとひとつとされています。

食用のなばなというと、ほろ苦さが魅力の一つですよね。その中でも「西洋種」の方が、苦味が少なくより甘味を感じられると言われており、「在来種(和種)」より食べやすい味わいと言えるかもしれません。それぞれ利用する部位が異なるので、食感の違いや味の違いを楽しんでみるのも良いかもしれませんね!

今回のデータ紹介では、上記の品種でBrix糖度、抗酸化力(植物ストレス耐性力)を比べてみました。
「なばな」といっても品種や特徴は様々。今回は下記のように、特徴別に棒グラフの色を分けてみました!
・黄色:食べる部位が花蕾メイン「花飾り」
・オレンジ色:花蕾はあるが茎葉メイン「チーマディラーパ」、「オータムポエム」
・黄緑色:花蕾がなく、茎葉メイン「のらぼう菜」、「折菜」



Brix糖度は全体的に差がみられませんでしたが、「のらぼう菜」が一番高い結果となりました。しっかりとした茎に甘味がのった品種なので、数値が高めになったのではないかと思います。

抗酸化力(植物ストレス耐性力)については「花飾り」が他の品種と比べて1.7~2.6倍と圧倒的に高い値となりました。花蕾の部分には茎葉には少ない抗酸化成分が多く含まれるため、数値に差が出たのではないかと考えられました。

寒い冬が過ぎるまでもうひと踏ん張り!栄養たっぷりの「なばな」のほろ苦さをアクセントに、おひたしや和え物、炒め物などで積極的に食べてみてはいかがでしょうか。

青果日和では、これからも青果ボックスに入っている野菜や果物の情報を、データと共にご紹介していきます。

参照
※1 菜の花と食用にするなばな(菜花)の違いについて教えてください。(https://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/1604/01.html)
※2 親戚が、庭に植えていた菜の花を採ってきたが、食べられるのですか。(https://www.maff.go.jp/j/heya/annai/tusin/attach/pdf/index-90.pdf)
※3 農林水産省ホームページ「平成 30 年産地域特産野菜生産状況」 https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/tokusan_yasai/index.html)
※4 千葉県 食用なばな・秋冬どり(品種:花飾り)(https://www.pref.chiba.lg.jp/annou/chibaeco/documents/08jireisyu_isumi.pdf)
※5 JAグループ アスパラ菜(オータムポエム)の紹介(https://life.ja-group.jp/food/shun/detail?id=126)


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