カラダが喜ぶ冬の淡色野菜【ネギ】

こんにちは!
暦の上では立春を迎えましたが、まだまだ寒い時期が続いていますね。

体温の低下は、免疫力と密接に関係しており、体温が1℃低下すると免疫力は40%も低下してしまうと言われています。
体温を上げるためには心臓に負担をかけ、毛細血管も縮小させる必要があります。
そのため脳血管疾患や心疾患などの病気が起きやすくなるのもこの季節。 
これらの要因から身体を守るには、とにかく体温の維持が最重要です!

せっかく免疫細胞を活発にさせていた身体も、風邪をひいても熱が出ず、免疫がうまく働かなくなる状態になると非常に危険。
風邪が治らず、風邪から肺炎に悪化してしまう可能性もあるからです。

でも暖房のかけ過ぎは厳禁です!
体表部を開き、かえって熱を発散させてしまうから。
熱が逃げないようにするには、身体を温める食事をする事がとっても大切なんです。

今回は、身体を温める葱のご紹介です!
葱はネギ科の野菜で低温に強く、寒さにあたると甘味が増し、柔らかくなります。冬こそ葱がおいしくなる時期です。

葱類が有する香味は、硫化アリルやスルフィド類という機能性成分で、身体を温めたり胃腸を刺激して消化を促進してくれたりします。
また、心臓疾患や脳疾患を防いだり、血糖値を低下させたり、血圧上昇を抑えるなどの他に、ビタミンB1の吸収を高める等、他の栄養素との関連も多く研究されています。

葱にはいくつかの品種群があります。
加賀群は寒地に分布し、下仁田葱などがこれに含まれます。千住葱群は関東地方を中心に、根深葱として多く栽培されています。
下仁田葱、根深葱、そして赤色のついた赤葱の抗酸化力を比較してみると、やはり赤紫色素のアントシアニンを有する赤葱が最も高い値となりました。


野菜にはそれぞれ産まれた土地があり、その気候風土が最もその野菜に適しています。
そして、その旬の時期には、甘味も機能性成分も非常に高くなる事が長年のデータ蓄積によって分かってきました。


旬を現わす指標の1つとして、中身栄養素の数値があると私達は考えています。

健康に生き生きと育った野菜が、食べた人をも活き活きとさせてくれる。
そう信じてこれからも活動を行っていきたいと思います。

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