冬の根菜を知る【レンコン】

明けまして、おめでとうございます!
新年を迎え、気持ち新たに今年も野菜のチカラで寒さや新型コロナに負けず過ごしていきたいですね。
今回は「先が見通せる」ことから、縁起がいいとして慶事には欠かせないレンコンのご紹介です!

レンコンは古い歴史を持つハス科ハス属の植物です。
北半球を中心に化石も発見されていて、各地に分布していた事が分かっています。
原産地はエジプト、インド、中国等諸説あり、日本へは奈良時代に仏教と共に伝来しました。
当初は観賞用として利用されていましたが、明治時代になって、食用レンコンとしての栽培面積が一気に増加していったんです。

レンコンの種類は大きく分けて2種類。

我が国に古くからある【在来種】と明治時代以降からの【中国種】です。

まずは【在来種】についてです。
『天王(てんのう)』や『上総(かずさ)』の他に、約2000年以上前の種子が発芽したことで有名な『古代(行田)ハス』、『大賀ハス』等の品種があります。
細長く茶色がかった色で、中国種より粘り気があり食味が良いとされますが、地下茎が深く手間がかかり収穫量が少ないのであまり流通していません。
赤褐色の肌が特長的な『アカネレンコン』も在来種の1種です!

次に【中国種】について。
形がずんぐりとして太く短めなのが、中国種の特徴です。
色は白っぽくて肉厚。
シャキシャキとした歯ざわりがよく、地下茎が浅くて病気に強いので、現在流通している大半がこの品種です。
『備中(びっちゅう)種』や『支那(しな)白花)』などがあります。

レンコンに含まれる栄養素としては、ビタミンCカルシウムマグネシウム等のミネラル、そして食物繊維が挙げられます。
ビタミンC含量は、レモン果汁(50mg/100g)とほぼ同量(48mg/100g)※1と嬉しい驚きですが、年間を通して測定してみると時期によってはより多い事もありました(グラフをご覧ください)!


またレンコンは、タンニンやフラボノイド等を含んでおり非常に高い抗酸化力※2も有しています。
もちろん実際に測定して比較してみました!
結果は『備中(びっちゅう)種』でより高い値が見られました(図2をご覧ください)。


葉、茎、花などすべての部分に縦に貫通した数本の穴があり、この穴を覗ける事から「先が見通せる」とされるレンコン。
モッチリとした舌触りとほのかに感じる絶妙な甘みがより強くなる旬の時期は、正に今!
今年の冬は慶事だけではなく、是非頻繁にレンコンを食卓へ載せてみてくださいね!

青果日和では、野菜の歴史や伝統と共に、実際に測定したデータから得た情報を皆様にお届けしていきます。
   
※1食品成分表2020
※2植物ストレス耐性力

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