新緑が眩しい季節になりました。
道に野に咲き溢れる花々や、空に向かって勢いよく葉を延ばす木々の鮮やかな緑は、私達に春のみなぎるパワーを与えてくれますね。
今回は、大地からダイレクトに伸びる春の新芽【アスパラガス】のご紹介です。
雪に閉ざされた冬を越し、大地を割って伸びるアスパラガスのパワーは、古代から薬草としても活用されてきました。
アスパラガスの名前は、「新芽」を意味するギリシャ語asparagosに由来しています。
グリーンアスパラガスは、カロテン含量はあまり多くありませんが、トマトと同様に一度に食べる量が多い事から緑黄色野菜に分類されています。
ところで、緑黄色野菜の定義を覚えていますか?
そう!『可食部100g中にカロテンを600㎍(マイクログラム)以上含む野菜』です。
アスパラガスのような例外もありますので、是非覚えて頂き、緑黄色野菜メニューに加えてみてくださいね。
薬草としても利用されていたアスパラガス。
アスパラガスから発見されたアミノ酸が、アスパラギンとアスパラギン酸です。
疲労回復でもよく耳にするアスパラギン酸を多く含んでいることから、アスパラガスの成長は早いと言われています。
その他、アスパラギン酸はイライラや不眠症の原因ともなるアンモニアを尿として排泄する作用も有しており、様々な面からその嬉しい作用を期待できそうです。
アスパラガスは緑の他に白や紫を目にしますが、緑と同じ品種を土寄せして日に当てないように栽培し、若茎が地上に出てくる前に収穫したものが白い【ホワイトアスパラガス】です。
一方、紫アスパラガスは緑とは品種が異なります。
表面に赤色のポリフェノールの一種であるアントシアニンを含むので、他の色より高い抗酸化力を有していました。
これから旬を迎えるアスパラガス。
色も楽しみながら大地から湧き出るパワーも同時に摂取したいものですね。
青果日和では、色や味わいをお楽しみ頂ける新鮮なお野菜をお届けしていきます。
